ミューズ音楽院ギター専攻講師で、作編曲家/スタジオ・ミュージシャンとして大活躍中の奥山アキラ先生による「おすすめセッション・ギタリストとかっこいいギター・ソロ10選」をお送りします。
ヒット・ソングに華やかな彩りを添える、凄腕ギタリスト達の名演です。熟練の技には音作りやおかずフレーズのアイデアが多彩なので、ギターとしての役割など演奏する上でとても参考になると思います。
ちなみに、奥山先生はミューズ音楽院ギター専攻とミューズ音楽院マスターコースのOBでもあります!
邦楽&洋楽おすすめセッション・ギタリストとかっこいいギター・ソロ10選
『ア・ホール・ニュー・ワールド』ピーボ・ブライソンとレジーナ・ベル
A Whole New World – Peabo Bryson & Regina Belle 1992年
ギター:マイケル・ランドウ Michael Landau
ディズニーアニメ映画『アラジン』の主題歌。アカデミー賞とグラミー賞を受賞するなど、知らない人はいないデュエット・バラードの名曲です。ラストのサビに繋げるとても美しいギターソロが聴けます。
『ホワイ・ユー・ライ』レイジングホンキーズ
Why You Lie – The Raging Honkies 1996年
ギター:マイケル・ランドウ Michael Landau
超一流セッションギタリストとして、多くのファンを魅了し、多くのプレイヤーに影響を与えているマイケル・ランドウさん。自分のバンドでのプレイは、セッション・ワークに比べてとても激しいんです。
『エブリ・デイ・オブ・ユア・ライフ』リチャード・マークス
Every Day Of Your Life – Richard Marx 1995年
ギター:マイケル・トンプソン Michael Tompson
チャゲ&飛鳥のAskaとのデュエットとしてシングルカットされましたが、いまや入手困難な曲となっています。スライドバーを使った、とてもキャッチーなギターソロです。
『たかが愛』中島みゆき
Takaga Ai – Miyuki Nakajima 1996年
ギター:マイケル・トンプソン Michael Tompson
TVドラマ『はみだし刑事情熱系』の主題歌に使用されました。マイケル・トンプソン節のギターソロが炸裂です!
『だから憶えている』中西保志
Dakara Oboeteiru – Yasushi Nakanishi 1997年
ギター:今剛(こん つよし) Tsuyoshi Kon
名曲『最後の雨』で知られる日本屈指のバラードシンガーの7枚目シングルに、日本のポップス界を支えてきた日本最高峰のギタリスト。ギター2本の絡みが絶品なソロです。
『イッツ・ショウタイム! 』デイヴィッド・リー・ロス
It’s Showtime! – David Lee Roth 1991年
ギター:ジェイソン・ベッカー Jason Becker
ヴァン・ヘイレンのヴォーカル、デイヴィッド・リー・ロスのアルバムに参加した時の超ハイテクニカルなソロ! 筋萎縮性側索硬化症(ALS)となりツアーには参加できませんでしたが、最高のハードロックになっています。
『ヘブン・マスト・ビー・ライク・ジス』ポール・ジャクソン・ジュニア
Heaven Must Be Like This – Paul Jackson Jr. 1993年
ギター:ポール・ジャクソン・ジュニア Paul Jackson Jr.
LAの人気セッション・ギタリストの、R&Bフィーリング溢れるギター・ソロ作品からのソウルフルな曲。コード・カッティングが有名ですが、ジャジーなソロもカッコいいのです。
『恋人がサンタクロース』松任谷由実
My Baby Santa Claus / Koibito Ga Santa Claus – Yumi Matsutoya 1980年
ギター:松原正樹(まつばら まさき) Masaki Matsubara
ユーミンの代表曲にして、今なお歌い継がれるクリスマスの定番曲。間奏のソロもカッコいいのですが、アウトロの歌との絡みもとても印象的です。
『ホエン・ザ・ライツ・ゴー・ダウン』フェイス・ヒル
When The Lights Go Down – Faith Hill 2002年
ギター:ダン・ハフ Dann Huff
カントリー界の頂点に立つ歌姫、フェイス・ヒルのグラミー受賞アルバム『クライ』から。ラストサビに繋げる情熱的なギターソロと、ラストサビのオブリも印象的です。
『ロザーナ』トト
Rosanna – TOTO 1982年
ギター:スティーブ・ルカサー Steve Lukather
セッションミュージシャンが中心となって結成されたTOTOの代表曲で、グラミー賞最優秀レコード賞受賞しています。サビと思えるくらいキャッチーなギターソロが印象的。