今さら聞けない。超有名なハードロック・バンドを3つ挙げます。
三大ハードロック・バンドとは、レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)、ディープ・パープル(Deep Purple)、ブラック・サバス(Black Sabbath)のことを指します。
ロックを志す人やロックを聴いている人は押さえておきたいスーパーバンドを、名曲と共に紹介していきましょう!
Led Zepplelin
レッド・ツェッペリン
1968年結成。1969年『レッド・ツェッペリンⅠ』でデビュー後、数々の世界的大ヒット作を発表し、特に四枚目のアルバム『レッド・ツェッペリンⅣ』は世界で3700万枚の売り上げを記録しました。メンバーはロバート・プラント(Vo)、ジミー・ペイジ(Gt)、ジョン・ポール・ジョーンズ(Ba,Key)、ジョン・ボーナム(Drs)。ギターのジミー・ペイジは「三大ギタリスト」にも挙げられています。
はじめてのレッド・ツェッペリンおすすめ3曲
Led Zepplelin / Rock and Roll
レッド・ツェッペリン『ロックン・ロール』1972年
ノリの良い曲なので、まずはここから聴いてみましょう。
Led Zepplelin / Whole Lotta Love
レッド・ツェッペリン『胸いっぱいの愛を』1969年
世界の音楽誌で「オールタイム・ベスト」の企画があれば、必ず上位にランクインする曲のひとつです。
Led Zepplelin / Stairway to Heaven
レッド・ツェッペリン『天国への階段』1971年
三部構成なっている大曲で、ロック界以外からも評価が高く、著名な指揮者であるカラヤンは「完璧」と絶賛していたそうです。また、これまでに500億円を軽く超える収益を上げた曲でもあります。
Deep Purple
ディープ・パープル
1968年結成。メンバーチェンジが頻繁にあったバンドのためメンバーをここで全ては紹介できないのですが、プレイヤーではリッチー・ブラックモア(Gt)とジョン・ロード(Key)が、ボーカリストではイアン・ギラン、デイヴィッド・カヴァデールなどが有名です。アルバムセールスは全世界で1億枚を超え、2016年には「ロックの殿堂」入りも果たしています。
はじめてのディープ・パープルおすすめ3曲
Deep Purple / Highway Star
ディープ・パープル『ハイウェイ・スター』1972年
疾走感あるロック・ナンバーであるとともに、クラシック的アプローチも特徴的です。多くのミュージシャンにカバーされてきた名曲です。
Deep Purple / Smoke on the Water
ディープ・パープル『スモーク・オン・ザ・ウォーター』1972年
2016年にGuitar Player誌が発表した「史上もっとも偉大な100のギターリフ(The 100 Greatest Guitar Riffs of All Time)」で2位に選出されている印象的なギターリフが有名です。(ちなみに1位はエリック・クラプトンの『レイラ』です)
Deep Purple / Burn
ディープ・パープル『紫の炎』1974年
いわゆる「第3期」の代表曲の一つで、ファンからの人気も高く、度々演奏されました。日本のハードロック・ヘビーメタル音楽誌『BURRN!』の名前の由来にもなっています。
Black Sabbath
ブラック・サバス
1968年結成、1970年デビュー。このバンドはギターのトニー・アイオミ以外はメンバー・チェンジが頻繁に行われました。ボーカルではオジー・オズボーンやロニー・ジェイムズ・ディオ、イアン・ギランなどが有名です。ヘビーメタルのルーツの一つと言われ、後進のアーティストたちに多大な影響を与えました。ギターのトニー・アイオミは事故で押弦を行う方の手の中指と薬指の先端を失っていて、それを克服するために弦のテンションを下げて弾いたのですが、それによって低く潰れた独特のサウンドが生まれ、それも後のヘビーメタルのギタリストに影響を与えました。
はじめてのブラック・サバスおすすめ3曲
Black Sabbath / Paranoid
ブラック・サバス『パラノイド』1970年
彼らの最初の大ヒット曲。ボーカルはオジー・オズボーン。現時点でYoutubeの再生回数が2.9億再生されている人気曲です。
Black Sabbath / Tomorrow’s Dream
ブラック・サバス『トゥモロウズ・ドリーム』1972年
当時ライブの1曲目に演奏されることが多かった人気曲です。ヘヴィーなギターリフがかっこいいです。
Black Sabbath / Sabbath Bloody Sabbath
ブラック・サバス『血まみれの安息日』1973年
これもギターリフが印象的です。同名のアルバムではこれまでのサウンドに加えてシンセサイザーやストリングスを導入し、さらにその表現が広がっていきました。
ちょっと深掘り。ハードロックのルーツ3曲
ハードロックのルーツとなったアーティストも沢山挙げられますが、そのうちのほんの一部をご紹介!
The Beatles / Helter Skelter
ビートルズ『ヘルター・スケルター』1968年
一般的なビートルズのサウンドをイメージしていると、それとは逆にかなりヘビーなサウンドで驚かされます。こんなところにも彼らの革新性が見出せます。ハードロックのルーツになったと言われる1曲です。
Cream / White Room
クリーム『ホワイトルーム』1968年
1966年結成で1968年解散と活動期間はとても短かったのですが、音楽シーンに多大な影響を与えました。ギタリストは三大ギタリストに挙げられるエリック・クラプトン。ジャック・ブルース(Vo,Ba)、ジンジャー・ベイカー(Drs.)によるスーパー・トリオで、世界でのアルバム総売り上げは3500万枚以上に及びます。
The Who / My Generation
ザ・フー『マイ・ジェネレーション』1965年
1964年デビュー。ビートルズ、ローリング・ストーンズらとともに「イギリスの三大ロック・バンド」とも言われます。ギターを破壊したり、ドラムセットを壊したりと、その過激なライブ・パフォーマンスも注目を集めましたが、ロックオペラ『トミー』などのように音楽性・芸術性も非常に高いバンドです。
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