ミューズモード音楽院ボーカル専攻で2年生の授業「シンギング(歌の実技)」を長年担当している、西田美佐子(にしだみさこ)先生がセレクトした「こんな時だからこそ聴いてほしい、メッセージソング名曲8選★」をお送りします。

ジョン・レノン『イマジン』

John Lennon / Imagine 1971年

言わずと知れたジョンレノンの名曲。

国境も格差もない世界を想像してごらん…というメッセージはやはりすごい!今こそ全世界が協力する時ですよね。

忌野清志郎の日本語歌詞のカバーバージョンも是非聴いてほしいです。

ルイ・アームストロング『この素晴らしき世界』

Louis Armstrong / What a Wonderful World 1967年

名トランペッターのルイアームストロングの、歌と演奏で有名な曲。

平穏な日々の素晴らしさを歌っています。地球をもっと大切にしよう!と聞こえたりもする、染みる1曲。

ジャミロクワイ『ヴァーチャル・インサニティ』

Jamiroquai / Virtual Insanity 1996年

アシッド・ジャズの名曲。動く床の上で踊るPVが有名で、MTV Video Music Awardsで4冠を達成しています。

新しい技術の誤った使い方へ警鐘を鳴らす内容で、フェイクニュース拡散!などの問題を耳にすると、まさに今を予言したようなメッセージソングだったなぁ~と思います。

ブルーハーツ『人にやさしく』

The Blue Hearts / Hito ni Yasashiku 1987年

日本のパンクバンドの草分け的存在、ブルーハーツの名曲の1つ。

とにかく詞がいいし、パフォーマンス最高なバンド。シンプルに♪がんばれ~!!

キャロル・キング『きみの友だち』

Carole King / You’ve Got a Friend 1971年

1970年代のシンガーソングライター・ブームを代表する女性歌手が、1972年のグラミー最優秀楽曲賞を獲得した名曲。

気軽に友達に会えないとき、なんだかますます染みる1曲です。

ロバータ・フラック&ダニー・ハザウェイ(Roberta Flack & Donny Hathaway)の黄金コンビによるデュエットもおすすめです。

スティーヴィー・ワンダー『くよくよするなよ!』

Stevie Wonder / Don’t You Worry ‘bout a Thing 1973年

スティービー・ワンダーの数ある名曲の1つ。アニメ映画『シング』(Sing, 2016年)で、内気な象のミーナが歌う喜びと自信に目覚める重要曲として使われ、また注目されました。

日本語吹き替え版ではミーシャがパワフルに歌っていて、詞の内容も…日本語をのせるための苦労が垣間見えますが、最後の一言がいさぎよく、ぐっとくる。

今こそ叫んでみよう!(いや、歌ってみようか!)

エレファント・カシマシ『悲しみの果て』

Elephant Kashimashi / Kanashimi no Hate 1996年

エレカシの名曲。ぶっきらぼうで、繊細で、優しい…♪

悲しみの果ては、素晴らしい日々を送っていこうぜ~。

ドリス・デイ『ケセラセラ(なるようになる)』

Doris Day / Que Sera, Sera 1956年

さまざまにカバーされているスタンダードナンバーです。もとはヒッチコックの映画『知りすぎていた男』で主演女優のドリス・デイが歌った曲。

いろいろな演奏を聴きくらべてみましょう!

サンフランシスコで結成されたファンク・ロック・バンド「スライ&ザ・ファミリー・ストーン」の演奏を推薦しておきます。

西田美佐子

にしだみさこ Misako Nishida

ミューズモード音楽院ボーカル専攻の授業「シンギング」で、ボーカリストに必要なクリエイティブ能力を伸ばしています。

4歳の頃よりPianoをはじめる。
中高生の頃は軽音に熱中。DrumsやKeyboardを担当していた。
大阪芸大音楽教育学部在学中より、歌の仕事をはじめる。
Jazz Vocalを伊藤君子氏に師事。
その後、作詞作曲やバンド活動に力をそそぐ。
バックコーラス、CM音楽制作、Keyboard ≈ ChorusでのバンドのサポートLiveやレコーディング、そしてSolo Live等・・・現在も活動の幅を広げている。

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